2015年7月31日金曜日

◆魚つかみ取り大会の給水

稲の花 市内(木売新田)で

 7月18日、沼部公園にて 吉川市コミュニティ協議会さん主催による「魚つかみ取り大会」が開催されました。たくさんの親子連れが参加し、子どもたちが放流された金魚を追いかけて楽しみました。

 ここ数年の間、吉川市フロリデーション推進協議会さんが給水所を担当し、給水の麦茶がフロリデーション水(フッ素を添加した水)で作られていました。
子どもの歯と健康を考える会では、「みんなが安心して飲めるように、給水の麦茶はフロリデーション水ではなく、ふつうの水で作ってください。」というお願いの手紙を今年も出しました。
 うれしいことに、当日給水所では、ふつうの水で作った麦茶が配られました。今回給水を担当されたのは、市役所の職員さんたちでした。日差しが強かったこともあり、いつもよりたくさん麦茶が出たようです。

 今年の3月、中原市長の就任に伴い、吉川市は水道水フロリデーション推進を中止したので、その影響が大きかったのだと思います。フッ素の入っていないふつうの麦茶が給水されるようになってよかったです。



2015年7月8日水曜日

◆6月市議会 一般質問から(2)

 平成27年 第2回(6月)吉川市議会(6月2日~17日)が開催されました。

 今年3月、中原市長が就任して間もなく、吉川市の水道水フロリデーション推進が中止されました。そのことに関連して議会で次のような一般質問がありました。
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「一般質問通告書」より
◆6月16日(火)
◆質問者   五十嵐 惠千子議員(公明)
◆質問事項 「誰もが安心の地域医療体制と保健事業の実施を」
◆質問要旨
  (*フロリデーションに係る箇所のみ抜き書きしました。)

「また、その他にも、フロリデーション問題、インフルエンザ任意接種推奨価格問題などはテレビや新聞でも報道され、特に今回の市長選挙戦ではそれらの情報が掲載されたチラシの大量配布やSNSでも情報が流れました。私共へもその内容に困惑する市民や疑問を持つ市民から多くのお問い合わせをいただきました。市長はフロリデーション問題や医師会除名問題などは、何を根拠に書かれ、誰の責任のもとに撒かれ流されたのかをお伺いします。また、こうした中で、間違った情報や間違った見解があった場合には、責任をもってチラシや情報などの訂正を求めたいと言う市民も多くいらっしゃいますので、その具体的な対策についてもお伺いします。」
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 残念なことに議会を傍聴できなかったので、答弁の様子などはわかりません。
また質問が具体的に何を指しているのか、「一般質問通告書」を読んだだけでは分かりかねる部分もあります。
今後、議事録が発行され、吉川市議会のホームページにもアップされますのでぜひ読んでみたいと思います。

◆6月市議会 一般質問から(1)

 平成27年 第2回(6月)吉川市議会(6月2日~17日)が開催されました。

 今年3月、中原市長が就任して間もなく、吉川市の水道水フロリデーション推進が中止されました。そのことに関連して議会で次のような一般質問がありました。                       
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「一般質問通告書」より
◆6月15日(月)
◆質問者   加藤 克明議員  (自民・みらい)
◆質問事項 「フロリデーションとフッ化物応用について」
◆質問要旨 (*読みやすいように、加藤議員の質問及びそれに対する回答に番号を振らせていただきました。)
1) 市長は県議時代、「埼玉県歯科口腔保健の推進に関する条例」に賛成をしております。その中身はフッ化物応用を含めた科学的根拠に基づく総合的な歯科口腔保健の推進を図るものです。市長は選挙時にフロリデーション反対を打ち出しておりましたが、フッ化物応用に関しては賛成の立場という認識でよろしいか。

2) フロリデーション反対の理由として、「水道水の公共性の高さ」・「フッ素症の危険性」・「虫歯数が減少している現状」を挙げていますが、どのような科学的根拠に基づき判断をされたのか。賛成・反対の意見を聞いた上での判断なのか。

3) 戸張前市長はフロリデーションの事業を進める予定はないと議会でも答弁をしていたにも関わらず、選挙用リーフレットには吉川市はフロリデーションを進めているとの誤った情報を記載しています。事業推進のための予算計上ではなく、虫歯予防等の情報提供としての予算計上 であり、国や県も同様の啓蒙・啓発・情報提供をおこなっています。今でも、リーフレットに記載したような意見を持っているのか。なぜ、フロリデーションを推進しているとの認識を持ったのか。

4) 市長ブログ(3月7日)において「水道水にフッ化物を混ぜるという「フロリデーション問題」については「中止」という結果を出すことができました。」と書いてありますが、もともと実施をしていないものなのに「中止」というのはおかしいのでは。市民に誤解を与えているのでは。

5) 健康増進課窓口に設置の給水器を撤去した理由は。「公共性の高さ」、つまりは選択権がないということからフロリデーションに反対していたはずでは。単純に撤去では、逆に飲みたい人の選択の自由を奪うことでは。

6) 市の歯科口腔保健の推進に関する条例では、「歯科口腔保健の推進に関する事項(平成24年厚生労働省告示第438号)に定める基本的な施策及び8024運動(80歳になっても自分の歯を24本以上保つことを目的とした歯科口腔保健に関する取組をいう。)等を研究検討し、計画的に実施するものとする。」とあるが如何お考えか。
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この日、多数の市民の方が傍聴に来られ、傍聴席が足りず、別室(音声のみ)も設けられたそうです。
傍聴された方にうかがうと、加藤議員の質問に対し市長及び健康福祉部長から、以下のような答弁があったそうです。(なおこれは答弁の一部です。)

1) フッ化物応用に関しては、県の条例に沿って進める。(市長)
2) 水道水へのフッ化物添加に関しては、賛成・反対の考えを聞き、総合的に判断した。特に留意し
   たのは、フロリデーションの安全性。(市長)
4) 推進しようとしていた動きを中止したということ。(市長)
5) 市長選で市長が変わったので撤去しました。(健康福祉部長)

今後、議事録が発行され、吉川市議会のホームページにもアップされますのでぜひ読んでみたいと思います。