2014年12月31日水曜日

◆フッ素洗口の学習会に参加しました

10月19日、地方政治改革ネットさん主催の学習会に参加しました。
「集団フッ化物洗口の問題点」というテーマで秋庭賢司氏(クリニコ・アキニワ歯科 日本フッ素研究会会員)のお話を伺いました。お話の一部を紹介します。

 フッ化物洗口とはフッ化物洗口液(5~10mℓ)を、約1分間口に含みうがいするむし歯予防法です。小中学生の場合は0.2%フッ化ナトリウム溶液(フッ素濃度900ppm)で週1回、保育園・幼稚園児の場合は0.05%フッ化ナトリウム溶液(フッ素濃度225ppm)で毎日洗口を行います。

学校や保育園・幼稚園における集団フッ化物洗口の問題点として以下のことがあります。

1 ほとんど効果がない: フッ素入り歯磨き剤との併用効果は有意差がない。(フッ素入り歯磨き剤で歯磨をしていればフッ化物洗口にむし歯予防効果はない。)

2 危険性: フッ素の中毒量(2㎎/㎏)の根拠は100年前の論文一つしかない。特に週1回法は濃度が高く低年齢ほど危険性が高い。

3 人権問題・インフォームドコンセントに反する: 児童がフッ化物洗口を行うか否か保護者の同意を取っているが、その際フッ化物洗口についての有害情報が伝えられていない。そのため「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」になっていない。 

4 法的問題: 劇薬の管理使用が専門家の指揮監督下で行われていない。

5 環境問題: 洗口後、下水に流す。(排水基準は8ppm以下と定められている。)

6 水道水フッ素化との関連: フッ素洗口は水道水フッ素化の次善の策と位置付けられており、水道水フッ素化へと繋がることが危惧される。

吉川市でも いくつかの保育園、小中学校で集団フッ素洗口が行われています。フッ素洗口を実施している小学校のお母さんから不安だ、という話を何度か聞きました。フッ素洗口についてこれからもっと勉強していきたいと思います。 

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