2014年9月9日火曜日

◆市はどこを向いている? フロリデーション推進の全国組織で健康増進課課長が報告

 「NPO法人ウォーター フロリデーションファンド」という水道水フッ素化を推進する団体があります。 設立趣旨には「1、歯科医療格差を解消するために、水道水を利用したむし歯予防方法“ウォーター フロリデーション”を実施しようとする“地域”を応援する全国組織の団体です。」とあります。この団体の平成26年度総会および研修会が7月20日(日)に開催されています。

 プログラムによると研修会の第Ⅰ部水道水フロリデーション啓発活動に取り組んでいる地域からの現況報告では
1 川崎市       歯科医師から  川崎市歯科医師会地域保健部
2 群馬県下仁田町 保健師から   (元)下仁田保健センター保健師
3 埼玉県吉川市  行政から    吉川市健康増進課課長
4 埼玉県吉川市   市民から     吉川市水道水フロリデーション推進会議会員

とあり、吉川市の健康増進課課長が行政として報告を行っています。
市民の反対署名に対する配慮も見られません。

 8月11日健康増進課に伺った際、課長に、行政としてどのような報告を行ったのか尋ねました。平成15年ごろからの吉川市におけるフロリデーションに関する歴史や経過などについて話されたそうです。「報告のレジュメ(要約)のようなものがあったらいただけませんか。」 とお願いしましたが断られました。どのような報告を行ったのか詳しく知りたいものです。

 NPO法人ウォーター フロリデーションファンドのホームページの「資料館」のページにニュースレター第6号がアップされています。そこに研修会の様子が載っています。(ウォーター フロリデションファンド”でネット検索し「資料館」をクリック)
 またニュースレター第5号には「吉川市におけるWF(ウォーター フロリデーション)普及啓発活動(平成25年度)」と題して、推進の立場の方の文章が掲載されています。昨年12月市議会での市長答弁について書いてあります。

2014年9月8日月曜日

◆街頭署名を行いました

稲穂 市内(川藤)で

 8月24日(日)市民プール周辺で「吉川市の水道水フロリデーションの推進中止を求める要望書」の署名活動を行いました。
天候不順が続いた後の久しぶりの夏らしい日で、たくさんの家族連れの方々が訪れていました。

 署名をお願いすると「水道水フロリデーションは、やらないことになったんじゃないの?まだ署名を集めているの?」という声もありました。昨年12月の市長の答弁以降このような質問を時々受けます。
「市長は『フロリデーションを実施する計画はない。』と言いながら、『啓発活動は続ける。』と矛盾したことを言っています。健康増進課との懇談会では『市は水道水フロリデーションを推進している。』とはっきり言われました。署名をもっと集める必要があります。」と説明し、協力していただきました。

◆健康増進課に宝塚市の資料を届けました

 
オモダカ 市内(川藤)で
7月17日に健康増進課と懇談会を行ないました。
そのときに「宝塚市では、斑状歯(歯のフッ素症)被害があったため、水道水の暫定管理基準フッ素濃度の上限を0.4~0.5ppmという国より厳しい基準(国の上限は0.8ppm)に設定していることをご存じですか。」という質問が出ました。
健康増進課では詳しくは知らないということでしたので、後ほど資料をお届けすることになりました。

その資料を8月11日に、健康増進課課長にお渡ししました。

資料の内容は以下の通りです。
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1 宝塚市の広報誌
    ・最新号(平成26年8月)より 水道水のフッ素濃度掲載の頁
    ・昭和49年9月号より 「斑状歯をめぐる健康問題の『答申』について」

2.宝塚市斑状歯専門調査会「宝塚市の斑状歯をめぐる健康問題にかんする答申書」(抜粋)

3.「宝塚市『斑状歯から子どもを守る会』運動の記録」(復刻版刊行委員会)より
  運動の経過と今後の課題

4.「地域性歯牙フッ素症」(近藤武著)より
   第3章 斑状歯調査の事例  1宝塚市
   第4章 飲料水中フッ素の基準値  4フッ素基準値の再検討

5. WHOテクニカルレポート№846「フッ化物と口腔保健」(日本語監修:高江州義矩)より
  第7章  飲料水中のフッ化物
  第13章 フッ化物の多重曝露