2014年12月31日水曜日

◆吉川市民まつりに出店しました

11月16日 市民まつり

 11月16日吉川市民まつりが開催されました。
「子供の歯と健康を考える会」も出店しました。今年で3回目です。
今年は「フッ素の有害性について調べてみました。」というテーマで展示を行いました。
「水道水にフッ素を入れないで」というステッカーも作製し、賛同してくれる方に配りました。

 去年までは、展示の前を素通りする人が多かったのですが、今年は展示に足を止める人や、わざわざ見に来てくれる人も多く、去年と比べて大きな変化を感じました。吉川市の水道水フッ素化の問題が、かなり知られてきたようです。市民の皆さんと交流することができ、とても嬉しく、心強く感じました。

◆フッ素洗口の学習会に参加しました

10月19日、地方政治改革ネットさん主催の学習会に参加しました。
「集団フッ化物洗口の問題点」というテーマで秋庭賢司氏(クリニコ・アキニワ歯科 日本フッ素研究会会員)のお話を伺いました。お話の一部を紹介します。

 フッ化物洗口とはフッ化物洗口液(5~10mℓ)を、約1分間口に含みうがいするむし歯予防法です。小中学生の場合は0.2%フッ化ナトリウム溶液(フッ素濃度900ppm)で週1回、保育園・幼稚園児の場合は0.05%フッ化ナトリウム溶液(フッ素濃度225ppm)で毎日洗口を行います。

学校や保育園・幼稚園における集団フッ化物洗口の問題点として以下のことがあります。

1 ほとんど効果がない: フッ素入り歯磨き剤との併用効果は有意差がない。(フッ素入り歯磨き剤で歯磨をしていればフッ化物洗口にむし歯予防効果はない。)

2 危険性: フッ素の中毒量(2㎎/㎏)の根拠は100年前の論文一つしかない。特に週1回法は濃度が高く低年齢ほど危険性が高い。

3 人権問題・インフォームドコンセントに反する: 児童がフッ化物洗口を行うか否か保護者の同意を取っているが、その際フッ化物洗口についての有害情報が伝えられていない。そのため「正しい情報を得た(伝えられた)上での合意」になっていない。 

4 法的問題: 劇薬の管理使用が専門家の指揮監督下で行われていない。

5 環境問題: 洗口後、下水に流す。(排水基準は8ppm以下と定められている。)

6 水道水フッ素化との関連: フッ素洗口は水道水フッ素化の次善の策と位置付けられており、水道水フッ素化へと繋がることが危惧される。

吉川市でも いくつかの保育園、小中学校で集団フッ素洗口が行われています。フッ素洗口を実施している小学校のお母さんから不安だ、という話を何度か聞きました。フッ素洗口についてこれからもっと勉強していきたいと思います。 

2014年11月14日金曜日

◆吉川市民まつり、今年も出ます

11月16日は吉川市民まつりです。

今年は「フッ素の有害性について調べてみました。」というテーマで発表します。
「水道水フロリデーション推進中止を求める要望書」の署名も引き続き行っています。
お気軽にお立ち寄りください。
 第2会場 永田公園内のテントです。(ロードトレイン乗り場の近くです。)


吉川市民まつり(第19回 テーマ 未来につなげよう 夢と希望)
11月16日(日) 10:00~15:00  
 第1会場 市民交流センターおあしす
 第2会場 永田公園

2014年10月8日水曜日

◆フッ素洗口の学習会のご案内

市議の稲垣茂行さんから学習会のご案内をいただきました。

テーマフッ素洗口の危険性と問題点
       講師 秋庭賢司氏 (クリニコ・アキニワ歯科 日本フッ素研究会会員)
    10月19日(日) 14:00
    越谷市中央市民会館 5F 第12会議室 
    会費無料 どなたでもご参加ください。
   
 
2011年歯科口腔保健の推進に関する法律が成立して以来、自治体での条例制定が活発になりました。ほとんどの条例にフッ素化推進が盛り込まれ、ここ一、二年で小学校におけるフッ素洗口が増加しています。このままでは今後一気に広がることも懸念されます。
フッ素洗口の危険性や問題点をしっかり勉強し考えていきましょう。       
       
          主催 地方政治改革ネット* 
                               *地方政治改革ネットは、議員と市民による地方政治を考える党派を超えた勉強会です。

2014年9月9日火曜日

◆市はどこを向いている? フロリデーション推進の全国組織で健康増進課課長が報告

 「NPO法人ウォーター フロリデーションファンド」という水道水フッ素化を推進する団体があります。 設立趣旨には「1、歯科医療格差を解消するために、水道水を利用したむし歯予防方法“ウォーター フロリデーション”を実施しようとする“地域”を応援する全国組織の団体です。」とあります。この団体の平成26年度総会および研修会が7月20日(日)に開催されています。

 プログラムによると研修会の第Ⅰ部水道水フロリデーション啓発活動に取り組んでいる地域からの現況報告では
1 川崎市       歯科医師から  川崎市歯科医師会地域保健部
2 群馬県下仁田町 保健師から   (元)下仁田保健センター保健師
3 埼玉県吉川市  行政から    吉川市健康増進課課長
4 埼玉県吉川市   市民から     吉川市水道水フロリデーション推進会議会員

とあり、吉川市の健康増進課課長が行政として報告を行っています。
市民の反対署名に対する配慮も見られません。

 8月11日健康増進課に伺った際、課長に、行政としてどのような報告を行ったのか尋ねました。平成15年ごろからの吉川市におけるフロリデーションに関する歴史や経過などについて話されたそうです。「報告のレジュメ(要約)のようなものがあったらいただけませんか。」 とお願いしましたが断られました。どのような報告を行ったのか詳しく知りたいものです。

 NPO法人ウォーター フロリデーションファンドのホームページの「資料館」のページにニュースレター第6号がアップされています。そこに研修会の様子が載っています。(ウォーター フロリデションファンド”でネット検索し「資料館」をクリック)
 またニュースレター第5号には「吉川市におけるWF(ウォーター フロリデーション)普及啓発活動(平成25年度)」と題して、推進の立場の方の文章が掲載されています。昨年12月市議会での市長答弁について書いてあります。

2014年9月8日月曜日

◆街頭署名を行いました

稲穂 市内(川藤)で

 8月24日(日)市民プール周辺で「吉川市の水道水フロリデーションの推進中止を求める要望書」の署名活動を行いました。
天候不順が続いた後の久しぶりの夏らしい日で、たくさんの家族連れの方々が訪れていました。

 署名をお願いすると「水道水フロリデーションは、やらないことになったんじゃないの?まだ署名を集めているの?」という声もありました。昨年12月の市長の答弁以降このような質問を時々受けます。
「市長は『フロリデーションを実施する計画はない。』と言いながら、『啓発活動は続ける。』と矛盾したことを言っています。健康増進課との懇談会では『市は水道水フロリデーションを推進している。』とはっきり言われました。署名をもっと集める必要があります。」と説明し、協力していただきました。

◆健康増進課に宝塚市の資料を届けました

 
オモダカ 市内(川藤)で
7月17日に健康増進課と懇談会を行ないました。
そのときに「宝塚市では、斑状歯(歯のフッ素症)被害があったため、水道水の暫定管理基準フッ素濃度の上限を0.4~0.5ppmという国より厳しい基準(国の上限は0.8ppm)に設定していることをご存じですか。」という質問が出ました。
健康増進課では詳しくは知らないということでしたので、後ほど資料をお届けすることになりました。

その資料を8月11日に、健康増進課課長にお渡ししました。

資料の内容は以下の通りです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1 宝塚市の広報誌
    ・最新号(平成26年8月)より 水道水のフッ素濃度掲載の頁
    ・昭和49年9月号より 「斑状歯をめぐる健康問題の『答申』について」

2.宝塚市斑状歯専門調査会「宝塚市の斑状歯をめぐる健康問題にかんする答申書」(抜粋)

3.「宝塚市『斑状歯から子どもを守る会』運動の記録」(復刻版刊行委員会)より
  運動の経過と今後の課題

4.「地域性歯牙フッ素症」(近藤武著)より
   第3章 斑状歯調査の事例  1宝塚市
   第4章 飲料水中フッ素の基準値  4フッ素基準値の再検討

5. WHOテクニカルレポート№846「フッ化物と口腔保健」(日本語監修:高江州義矩)より
  第7章  飲料水中のフッ化物
  第13章 フッ化物の多重曝露 

2014年8月31日日曜日

◆健康増進課と懇談(2) 市は依然としてフロリデーションを推進

7月17日健康増進課と懇談を行いました。
はじめに、事前に提出した質問事項について健康増進課から回答がありました。
◆健康増進課と懇談(1) をご覧ください。)

回答を受けて懇談を行いました。

以下要約して報告します。

1.今回、市長と健康増進課のそれぞれに懇談を申し入れましたが、市長との懇談は断られました。断られたのは4度めです。まだ一度も実現していません。

2.署名を集める中で、水道水フロリデーションに反対する市民の声をたくさん聞きました。手紙もいただきました。
「吉川に越してきたことを後悔している。」「毎日不安な気持ちでいる。」といった意見を何人もの方からうかがいました。署名した市民の切実な気持ちをしっかり受け止めてください。

3.市長発行の「たねしげニュース」(2014年4月3日)に水道水フロリデーションについて「当面事業化に向けた検討を進める予定はありません。」と書いてあります。しかし保健センターには「水道水フロリデーションを推進します。」というポスターが貼ってあります。今回の回答をみても、市のフロリデーションに対する姿勢に変化はみられません。
市は水道水フロリデーションをまだ推進しているのですか?いずれ実施したいと考えているのですか?

これに対し、健康増進課課長から「そうです。」という回答がありました。


4.水道水フロリデーションに使用されるフッ化ナトリウムは森田化学工業(株)発行のMSDS(「製品安全データシート」)によると、ラットに対し経口で180mg/kgが半数致死量にあたります。体重10kgの幼児にあてはめると、1.8gが致死量になります。危険有害性情報には、・飲み込むと有毒,・重篤な皮膚の薬傷、目の損傷,・長期又は反復曝露による臓器(骨、歯、呼吸器、腎臓、神経系)の障害などが書かれています。
毒物劇物取締法は医薬品や医薬部外品を除外しているためフッ化ナトリウムは非該当にあたります。しかしフッ化ナトリウムの経口急性毒性は同法の分類上の劇物に相当します。


5.水道水フロリデーションのデメリットについて、新しい報告や研究もたくさん出ています。
推進の学者の意見だけを聞き、「安全性・有効性は科学的に実証されている。」と繰り返すばかりでなく、フッ素の危険性を扱った論文や報告等を中立な立場で検討すべきです。

6.宝塚市では、斑状歯(歯のフッ素症)被害があったため、水道水の暫定管理基準フッ素濃度の上限を0.4~0.5ppmという、国より厳しい基準(国の上限は0.8ppm)に設定していることをご存じですか。

これに対し、「詳しいことは知らない。」ということでしたので後日、資料をお届けすることになりました。


7.「今年も市民まつりでフロリデーション水の試飲を行う。」という回答がありました。反対署名で明らかなように、水道水フロリデーションを嫌がっている市民が多数います。にもかかわらず、なぜ市民まつりでフロリデーションの宣伝を行うのですか。市民のみんなが楽しむまつりです。誰もが喜んで受け入れられるテーマに変更してください。

これに対し、課長から「事業化に向けた計画はない。しかしフロリデーションを知らない市民も多いので、試飲は行う。」という回答がありました。

8. 私たちは、そんなに難しいことを言っているのではないのです。
飲み水にフッ素を入れてほしくないと言っているのです。
長年吉川に住んで、住みやすいところだと思っています。その吉川市が、全国に先駆けて水道水をフッ素化しようというのは納得できません。市の担当者の皆さんは仕事上いろいろな立場があるでしょう。しかし、本当にフッ素入りの水道水を子どもや家族に飲ませたいと思いますか。一度「仕事」という立場を抜きにして本気で考えてほしいのです。

9.1994年のWHOのテクニカルレポート№846「フッ化物と口腔保健」には歯のフッ素症の増加等、水道水フロリデーションのリスクも報告されています。
健康増進課の皆さんといっしょにWHOの報告について勉強会を開催することを希望します。




2014年8月1日金曜日

◆健康増進課と懇談(1) 変わらない市の姿勢

 7月17日、健康増進課と懇談会を行いました。
質問事項を文書で事前に提出し、当日はその回答を受け懇談しました。

 市長の「フロリデーション実施の計画はないが、啓発活動は行う。」(平成25年12月議会)という矛盾した答弁の結果「中止になったから大丈夫」という安心感が一部にひろがりました。
しかし今回の健康増進課の回答で、市のフロリデーション推進の姿勢は依然として変わらないことが明らかになりました。

以下は回答の全文です。                 -----------------------------------------------------------------------------------

子どもの歯と健康を考える会との懇談会に係る事前質問について(回答)

1質問:
 昨年、フロリデーション推進中止を求める要望書を7557名の署名とともに提出しました。多くの吉川市民がフロリデーションに反対していることについてどう受け止めていますか。

 回答:
 平成25年第3回定例会の一般質問において、同様のご質問があり、市長が「提出された要望書については真摯に受け止めております。」と答弁したところでございます。



2質問:
 いつまでも市税を使って、フロリデーションの啓発活動を行っているのは何故でしょうか。市長が任期中にはフロリデーションを実施する計画はないと言っているので、啓発活動を止めてほしいです。
 啓発活動は、市長の指示によるものなのか、健康増進課の考えでやっているのか教えてください。

 回答:
 当市では、市民の皆さんの健康づくりを進めるためには、むし歯予防に効果のあるフッ化物応用を進めております。
 吉川市の第5次総合推進計画では、「生涯を通じた健康づくりの推進」の中で歯科保健の推進を図るために「むし歯予防に有効なフッ化物利用の推進」を位置づけております。
 国におきましても、「歯科口腔保健の推進に関する法律」が平成23年8月10日に施行し、平成 24年7月23日には法律第12条第1項の規定に基づき、歯科口腔保健の推進に関する基本的事項が定められ、ライフステージごとの計画にフッ化物の応用がそれぞれ位置づけられております。

 フッ化物の応用のひとつである、水道水フロリデーションにつきましては、WHO(世界保健機関)をはじめ、世界の医学、歯学などの関係機関が推奨し、現在、世界で実施されている各種のフッ化物応用の中で公衆衛生的に優れた方法で安全性や有効性についても科学的に実証されており、日本においても、日本歯科医師会などの専門団体が推奨し、厚生労働省も水道事業者・水道利用者・地元歯科医師会等の理解を前提に技術支援を表明していることから、水道水フロリデーションは、市民の公衆衛生を向上させる有効な手段であると考えており、市では様々な事業の中で市民の方へ正しい情報提供を行っているところです。


質問:
 吉川市の歯科医師が全員賛成していないのに推進活動をすることについてどう思いますか。

 回答:
 歯科医師会の中にはフッ化物応用には賛成していない会員もいると聞いております。しかしながら、吉川市の歯科医師が加入している吉川歯科医師会は、フッ化物応用について推奨しております。


4質問:
 昨年もお聞きしましたが、フロリデーションの健康被害や危険性を扱った論文やデータに対して、調査、検討していただけましたか。

 回答:
 医学保健専門機関の合意と異なる異説を唱える人がいることは承知しておりますが、医学的・歯学的に専門的な問題は、当市が独自に判断できるものではありません。何が正しい情報かの判断基準は、専門団体や関係機関で合意されたものであるかが、基準であると考えております。
 日本においては、日本歯科医学会、日本歯科医師会、日本口腔衛生学会などの専門団体が推奨しており、厚生労働省も、水道事業者、水道利用者、地元歯科医師会等の理解を前提に、技術支援を表明していることから、それぞれの医学保健の専門機関において、合意された見解であると理解しております。


5質問:
 平成25年1月18日の吉川市フッ化物応用協議会の報告書に「選択の余地を残すために各家庭においてフッ化物を除去する装置について調査する」とありますが、結果はでましたか。

 回答:
 フッ化物を除去する装置については、フッ化物をほぼ除去できる浄水器の存在を確認しました。


6質問:
 健康増進課の近くにフロリデーションの試飲器、ポスターチラシなどが置かれています。撤去をお願いします。


 回答:
 市では、市民の皆さんの健康づくりを進めるためには、歯や口腔をケアし、歯を喪失しないことが大切であることから、むし歯予防に効果のあるフッ化物応用を進めております。
フッ化物応用の中で、水道水フロリデーションは、世界の医学、歯学などの関係機関が推奨し、現在、世界で実施されている各種のフッ化物応用の中で公衆衛生的に優れた方法でございます。

日本においても、日本歯科医学会、日本歯科医師会、日本口腔衛生学会などの専門団体が推奨しており、厚生労働省も、水道事業者、水道利用者、地元歯科医師会等の理解を前提に技術支援を表明していることから、市民の公衆衛生を向上させる有効な手段である水道水フロリデーションとは何かを市民の皆様に知っていただくために試飲器の設置やポスターチラシを掲示しております。


7質問: 毎年、市民まつりで健康増進課がフロリデーションの試飲やリーフレット配布を行うことを やめてください。

 回答: 平成25年度によしかわマルシェや市民まつりの各種イベントでのフロリデーション試飲体験とアンケートを実施しました。4回のイベントの試飲体験者総数は2,422人、アンケート総件数が1,923件、アンケートの質問は2問です。
「1水道水フロリデーションを知っていますか?」では「はい」が836人、「いいえ」が1,082人でした。「2フロリデーション水をまた飲んでみたいですか?」では「はい」が1,918人、「いいえ」が219人、「わからない」が25人でした。
この結果からもわかるように水道水フロリデーションについては56.4%の人が知らないと回答していることから、今後につきましても啓発してまいります。


2014年7月23日水曜日

◆ 魚つかみ取り大会 給水の麦茶はフッ素添加

賑わう魚つかみ取り大会

給水
 
 7月18日、沼部公園で魚つかみ取り大会(吉川市コミュニティ協議会主催)が開催されました。
天候にも恵まれ、たくさんの子ども達や親子連れで賑わいました。
水しぶきが上がり、素足のこども達が歓声を上げています。

 給水所に行ってみました。
例年、フロリデーション推進協議会の方たちが、フッ素添加の麦茶を給水しています。
今年はどうでしょう。
給水所では、健康増進課の職員2名で麦茶を給水していました。
「普通の水で作った麦茶をください。」とお願いしましたが、「ありません。」という答えでした。
「子どもの歯と健康を考える会のお願いの文書を検討していただけましたか?」とたずねると「わかりません。」という返事でした。
大変残念です。

吉川市長は「任期中にフロリデーションを実施する計画はない。」と言っています。
なのになぜ、給水の麦茶にフッ素が添加されているのでしょう。

ここは「給水所」です。「試飲会」とは違います。
これは「水道水フロリデーションの啓発」の域を越えているのではないでしょうか。

◆魚つかみ取り大会についてのお願い

 毎年7月に開かれる魚つかみ取り大会では、給水所の麦茶がフロリデーション水(フッ素添加の水)で作られています。
 
 7月12日、子どもの歯と健康を考える会では、魚つかみ取り大会の主催団体の「吉川市コミュニティ協議会」に、以下のお願いの文書を提出しました。

  「吉川市フロリデーション推進協議会」(吉川市コミュニティ協議会参加団体)、および「吉川市健康増進課課長」にも、同様の文書を提出しました。



                                                    平成26年7月
吉川市コミュニティ協議会御中
    

        魚つかみ取り大会についてのお願い


                                    子供の歯と健康を考える会 

 
 向暑の候、皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
 魚つかみ取り大会を子どもたちは毎年楽しみにしています。いつもご尽力いただき感謝しております。
魚つかみ取り大会に際してお願いがあります。

 昨年の給水所では、フロリデーション水(フッ素添加の水)で作られた麦茶が給水されていました。「ふつうの水で作った麦茶はないのですか。」とお聞きしたところ、ないというお返事でした。
給水所が設けられているのに、フロリデーション水であるために、飲用をためらう保護者も少なくありません。

 みんなが安心して飲めるように、給水の麦茶はふつうの水で作ってくださるようお願いいたします。

 昨年8月に「水道水フロリデーション推進中止を求める要望書」の署名7557名分を吉川市長に手渡しました。フロリデーション水を飲みたくないという市民が多くいます。
この点をご配慮くださるよう、よろしくお願いいたします。




2014年6月14日土曜日

◆環境展2014

 6月7,8,9日、市民交流センターおあしすにて、「環境展2014」(環境ネットワークよしかわ主催)が開催されました。「子どもの歯と健康を考える会」も参加しました。
 3日間とも雨模様の天気でしたが、スタンプラリー(あじさいやゴーヤの苗をプレゼ ント)や、参加団体によるアロマ石鹸作り、エコバッグ作り、またEMぼかしによる生ゴミたい肥の講習会や地球温暖化の講演会等盛りだくさんで、子どもも大人 も楽しく環境について学び考えました。






◆4月 学習会(筧光夫氏)の報告です

田植えの終わった田んぼ(5月) 市内(木売)で

 4月12日、筧光夫氏(理学博士 明海大学歯学部口腔解剖学分野)をお招きし、「水道水フロリデーションは歯と骨をもろくする―最新の研究結果から―」というテーマで学習会を開催しました。

お話の内容をまとめてみました。
(※フロールとはフッ素(Fluorineフルオリン)由来の言葉です。Fluorido(フロライド,フルオライド)はフッ化物のことです。)


 はじめに朝日新聞の記事(2014.2.22)の紹介がありました。
「フッ素はカルシウムやリンを取り込んで、歯のエナメル質を修復したり、歯の質を強くしたりすることで、むし歯の発生と進行を防いでくれるのです。ただし、フッ素配合のハミガキを使っても、お口の中のフッ素濃度は時間とともに減少してしまいます。フッ素が口内に長く留まるよう工夫されたハミガキなどを上手に活用しましょう。また、歯みがき後のすすぎのしすぎに注意。すすぎは少量の水で1回がおすすめです。」
これは確かなのでしょうか。

歯のエナメル質、象牙質および骨には、生体鉱物として,リン酸カルシウムからなる アパタイト結晶が形成されています。

フッ素が歯科予防に効果があるとされる主な根拠として次の5点があります。

1.フッ素イオンがアパタイト結晶の水酸基と置き換わり、酸に溶けにくいフロールアパタイトに変化(フロール化)する。

2.歯のエナメル質表層が、形成されたフッ化カルシウムにより覆われ、耐酸性が向上する。

3.フッ素イオンが、エナメル質の結晶形成過程で、直接関与してフロールアパタイトを形成する。

4.むし歯などによって 損傷を受けたエナメル質の結晶の修復(再石灰化)を促進する。

5.酸産性の口腔内細菌を殺す。


1は、フッ素洗口等の効果として挙げられています。しかし観察の結果フッ素イオンが置換されることはなく、フロールアパタイトは形成されません。

2では、フッ化カルシウムを常に更新していかなければ効果がないので、その過程で、フッ素が体内に吸収されてしまいます。

3は、水道水フロリデーション等の効果として挙げられています。しかしこれは病的石灰化を伴います。生体内に取り込まれたフッ素イオンは骨や他の組織へ悪影響を及ぼします。

4の裏付けとなる再石灰化の実験は、人体にとって不可能な条件下で行われたものであり、いったんう触に侵された結晶は修復されません。


 
 アパタイト結晶の結晶核形成をつかさどっているのは炭酸脱水酵素です。
フッ素暴露により炭酸脱水酵素の合成や活性が阻害されます。

フッ素暴露やカドミウム暴露により貧血を起こすという事例が論文で報告されています。炭酸脱水酵素の亜鉛イオンがカドミウムにより置換され、活性低下を引き起こしたものと考えられます。


 生体アパタイト結晶には2種類あり、ひとつは、サメの歯にみられるようにエナメル質がフロールアパタイトから成るもの、もうひとつはナウマン象(哺乳類,ヒトも)にみられるようにハイドロキシアパタイトから成るものです。
 後者のアパタイト結晶は有機質の被膜の中で形成されるのが特徴であり、沈殿現象とはまったく異なるものです。そして結晶の核形成のカギを握っているのは炭酸脱水酵素なのです。


 ヒトのエナメル質の結晶には中心線が存在します。これが結晶の核であり、中心線形成には炭酸脱水酵素が直接関わっています。
エナメル質と骨では結晶のメカニズムが異なると考えられていますが、これは否です。
 
レーザーラマン分光装置を用いて、フッ素摂取によるエナメル質と骨の結晶にみられる結晶の構造異常と炭酸脱水酵素に与える影響について観察、分析を行いました。


 メキシコから斑状歯のサンプルをもらいました。
エナメル質の内部がチョーク状になっており、結晶破壊による光の乱反射で白く見えます。
乳児に高濃度のフッ素を塗布することにより、形成途上にある未萌出の永久歯に影響が出ると考えられます。

 炭酸脱水酵素に対して、フッ素はカドミウムの20倍の阻害効果をもっています。
「フッ素の濃度を抑えればよい。」といいますが、低い濃度(0.5ppm)でも、電子顕微鏡で見ると結晶構造欠陥が観察されます。目に見えなくても結晶形成が影響を受けているのです。

 歯のエナメル質について①正常、②むし歯、③フッ素暴露の電子顕微鏡の観察像を見ると、むし歯やフッ素暴露された歯のエナメル質は結晶構造が阻害されています。(このため光の乱反射によって表面が白くみえるのです。)

③はフッ素暴露により結晶の中央(核)が欠落しています。
「フッ素により耐酸性が高まる」といわれますが、これは結晶の中央(核)が欠落したためなのです。結晶の中央(核)は最も酸に弱い部分です。それが欠落したので、結果として「耐酸性が高まった」ような現象が起きます。歯質が強化されたわけではありません。

 フッ素は過去に骨粗鬆症の治療薬として使われていましたが、現在はWHOによって認められていません。
フッ素により、骨の骨梁は増えないのに質量が増えるのです。結晶構造をみると中心線(核)を持ったものや持たないもの、結晶の大きいものや小さいものが観察されました。
これは病的石灰化です。

以上にみられるように、フッ素は炭酸脱水酵素を阻害することにより、歯や骨に影響を与えます。



 お話の内容はかなり難しかったのですが、プロジェクターで結晶の写真等たくさん見ることができ、要所々で何度も質問の時間を設けてくださり、理解が深まりました。今後も勉強していきたいと思います。
 筧先生、たいへんご多忙の中、ありがとうございました。



2014年3月16日日曜日

◆学習会のご案内

クロッカス 市内(保)で
テーマ
 水道水フロリデーションは歯と骨をもろくする
 
講師: 筧 光夫氏 理学博士
                明海大学歯学部 口腔解剖学分野

4月12日(土) 13時~15時
市民交流センターおあしす ミーティングルーム4
参加費 無料

  フッ素が歯を強くする?むし歯予防になる?
  知っておきたい!みんなで学ぼう!

最新の研究結果をもとに、フッ素曝露が、歯のエナメル質や骨の結晶核形成にどのような影響を及ぼすか等についてお話していただきます。

2014年3月15日土曜日

◆3月学習交流会の報告です

 3月15日(土)市民交流センターおあしすで学習交流会を行いました。

 来月、筧 光夫氏(明海大学歯学部 口腔解剖学分野)をお招きし学習会を開催します。
今回は、「フッ素研究」第32号(平成25年11月)の筧氏の報告等を読みました。


・骨粗鬆症は骨の結晶核形成不全が主な原因で、フッ素曝露により、リスクが増加することが実験的所見から認められた。

・水道水フッ素化により引き起こされる斑状歯の原因はエナメル質の結晶核形成不全である。

・従来フッ素の効果として考えられていた、フッ素イオンの置換によるフロールアパタイトの形成や再石灰化は起こらない。

等々が述べられています。
電子顕微鏡による歯のエナメル質の結晶核形成不全の写真等、とても興味深いデータも豊富でした。

 来月、筧氏から直接お話しが聞けるので期待がふくらみます。



2014年3月14日金曜日

◆明日、学習交流会です

オオイヌノフグリ 市内(富新田)で

 学習交流会
     ~水道水フロリデーションって何?~


3月15日(土) 10時10分~12時 おあしす セミナー3にて

学習交流会は水道水フロリデーションの問題について勉強したり、意見交換したりする会です。
どなたでもご参加いただけます。 入退場自由、参加費無料、予約不要です。 興味のある方、お気軽にいらしてください! 

◆2月学習交流会の報告です

 2月16日(日)、中央公民館にて学習交流会を開催しました。

 最初に会の代表から、市長懇談を断られたことについて、報告がありました。
これまでに4回申し入れて一度も実現したことがありません。
今後、健康増進課との懇談を申し入れることになりました。

 このあと、これまでの活動やこれからの活動について意見交換を行いました。

・署名は引き続き集め第2次提出を行う。

・学習交流会を月に1回開催できたことは良かった。今後も続けていきたい。

・吉川美南に越してきた方で、水道水フロリデーションのことを知って、越してきたことを後悔している方がいる。その方が「12月議会の市長答弁をきいて、少し心が落ち着いた。」と言っていた。 市はこのような切実な思いを裏切らないでほしい。
署名をもっと集めてフロリデーションの推進(啓発)活動を中止させる必要があると思う。

・市民ひとりひとりの「水道水フロリデーションはいやだ」という気持ちを表現していく運動が、署名の他にもあったらいいと思う。 たとえば意思表示のステッカーをつくるなど考えたい。

等々の意見がありました。



◆1月学習交流会の報告です

1月18日(土)、市民交流センターおあしすにて学習交流会を開催しました。
市議の遠藤義法さんが参加してくださり、12月の市議会における水道水フロリデーションに関する質疑の様子について伺いました。

「水道水フロリデーションを実施する予定はない。しかし啓発活動は行う。」という市の姿勢について、事業をやる予定がないものにお金や人材を出すことは、財政運営・予算の原則(公開性と明瞭性)からみて問題がある等の指摘がありました。

(参考:12月市議会傍聴のページ http://kodomonohatokenkou.blogspot.jp/2013/12/blog-post_8308.htm )


遠藤さんのお話を受け質問や意見交換を行いました。

・12月4日「水道水フロリデーションを実施する予定はない。」という市長の答弁を得たことは前進だと思う。約7500名の署名の成果と考えてよいと思う。

・市のホームページの「健康・福祉についてのご意見」(市民の声)にたくさんの市民が水道水フロリデーション反対の投書をしてくれた。これもとても大きな力になったと思う。

・吉川市のPTA連合会が市長懇談会でフロリデーション中止を申し入れたと聞いた。これも大きいと思う。

・しかし、市は「啓発活動は続ける」と言っており、これは今までと変わらない。

・保健センターのフロリデーション水試飲の器械は撤去されないのか?

・市民まつりで健康増進課がやっている試飲コーナーはどうか?

・健康増進課の課長が「フロリデーション推進協議会」の顧問というのはおかしいのでは?

 ・市長の答弁は、12月4日と16日では、少し異なっている。16日の方は4日と比べると曖昧な表現になっていると思う。

・市長は推進派と市民の反対のl声との板挟みになっているのかも。


・今回の 「水道水フロリデーション実施の予定はない。」という発言により、市民の反対の声を鎮静化させたいのだと思う。

・「水道水フロリデーション推進中止を求める要望書」の署名を引き続き集めよう。

・市長の答弁により、水道水フロリデーションは中止になった(解決した)、と考える人もいるので、署名は今までと比べ集めにくくなるかも。

・ すべての推進(啓発)活動を中止させるまで、活動は必要だと思う。

・署名だけでなく、“保健センターのフロリデーション水試飲の器械”や“市民まつりでの健康増進課による試飲コーナー ” などひとつひとつについて、是非を問う取り組みが必要だと思う。

・市長とぜひ懇談したい。

等々いろいろな意見がありました。

市長懇談を申し入れることを参加者全員で確認しました。


* 追記: 後日、市長懇談を申し入れましたが断られました。大変残念です。

2014年2月16日日曜日

◆学習交流会のお知らせ

習交流会
     ~水道水フロリデーションって何?~

2月16日(日) 10時10分~12時 中央公民館 103にて

3月15日(土) 10時10分~12時 おあしす セミナー3にて



 昨年12月の市議会で市長は「フロリデーションを実施する予定はない。」と言いながら「啓発活動は継続して行う。」と言っています。なんだかわかりにくいですね。
今まで健康増進課が行ってきたフロリデーションの「出前学習会」や市民まつりでの試飲、健康センターに設置されたフロリデーション水試飲用の機械、これらに変化はあるのでしょうか?
学習交流会は水道水フロリデーションの問題について勉強したり、意見交換したりする会です。

どなたでもご参加いただけます。 入退場自由、参加費無料、予約不要です。 興味のある方、お気軽にいらしてください! 



2014年1月17日金曜日

◆ 1月 学習交流会のご案内  速報

明日の学習交流会に吉川市議の遠藤義法さんが参加されることになりました。

 昨年の12月市議会では、4日に「フロリデーションを実施する予定はない」という市長の答弁があり、16日の遠藤議員の一般質問では、(フロリデーションを実施する予定はないのに)「啓発活動はこれまでと同様に行う。」という市長の答弁がありました。

明日の学習会では、遠藤さんが、12月市議会の一般質問での市長の答弁についてお話してくださいます。

ぜひ、ご参加ください。

 学習交流会~フロリデーションって何?~
     
     1月18日(土) 10:10~12:00
    市民交流センターおあしす セミナー3