2013年6月14日金曜日

◆5月の学習交流会の報告です。

 5月18日(土)、中央公民館で学習交流会を開催しました。

前半は、「宝塚市の歯フッ素症(斑状歯)の被害」について学習会を行いました。

◆ 兵庫県宝塚市で1970年代初め、歯フッ素症(斑状歯)の被害が大きな問題になりました。
もともとこの地帯の地下水や河川はフッ素を多く含んでおり、それを水道水の源水として取水していましたが、0.8ppm前後およびそれを超える飲料水で子どもたちに被害が多く発生しました。
 1971年、地域住民による「斑状歯から子どもを守る会」が発足し、市に対して被害の救済などを求める運動が始まり、飲料水の改善(取水地の変更)や被害者への賠償 が行われました。
 斑状歯手帳を交付された認定患者(現在はおとな)の報告を読むと、認定患者は、軽度の人でもみんなむし歯をもっており、歯がボロボロの人もいて、「歯がなくなってしまうのではないか」という恐怖感を年少の時からずっといだいているそうです。お煎餅やスルメがとても怖いということでした。
 水道水フロリデーション推進の学者は「軽度の斑状歯は審美的問題に過ぎない。」と言っていますが、宝塚市の被害を見ると、斑状歯はもっと重大な問題であることがわかりました。

後半はフリートーキングを行いました。

◆ フッ素の毒性についての客観的な説明について話題になりました。
  フッ素は薬事法で「劇薬」に指定されています。
 化学物質安全データシートやPRTR法など、さらに調べてみたいと思います。

参加された皆さん、ありがとうございました。

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